mercari DAY 2017 - プロダクト編 -
mercari DAY 2017に参加してきました。
TechTruck、ProductTruckの二本立てで様々なテーマでの講演がありました。
こちらでは、ProductTruckに関してまとめました。
Mercari DAY 2017 @AcademyHills | 2017.01.20
目次
- "メルカリUS"カイゼンの最前線
- メルカリのプロダクト企画と分析の裏側 ~ 数字に逃げるは恥だが、役に立つ ~
- メルカリの未来
1. "メルカリUS"カイゼンの最前線
登壇者
- パネラー
- モデレーター
- 伊豫 健夫
- 執行役員
- USメルカリのプロダクト責任
- 伊豫 健夫
実際業務にどう取り組んでいるかというのが主題で、PMとはという議論は少なめ。
www.slideshare.netUSとJPの違い
(BuyerとSellerで)共通して日本と大きく違うところは?
USでのユーザビリティテストから
- 日本のユーザの方がモバイルを使いこなす
- 物事の捉え方が大雑把と思いきや、細かいところまで見ることも
- 右下の出品ボタンにすら気づいてもらえない(10%ぐらいのユーザしか気付かない)
- 何円かわからない(画面の下に表示されてる)
- バババッと使うから下が見られない(自分の操作する指で見えない)
Buyer側では?
- 検索ボタンにすら気づいてもらえない
- 優先順位の高いものはとにかく強調しないといけない
- 日本人はとりあえず触ってみるが、アメリカ人はわからないものは絶対に触れない
- どこを削ぎ落とすかというのが重要
- 世界的に成功しているプロダクトがなぜシンプルなのなのかなんとなくわかった
- ABテストの実装(1週間から2週間)でとにかくサイクルを回す
- 無限スクロールのような画面では、眺めたときは感覚的で、興味が湧くと論理的に見る傾向
Seller側では?
- 出品の写真の撮り方
- 日本人は見栄えを気にするが、アメリカ人はそのまま写真を撮る(雑、ありのまま)
- 出品情報に工数をかけない傾向が強い
- 基本的に読んでくれない
- 指のたどるように使えるUIに
- 何をやる画面なのかを明確に
私はこんなPMです
森山
- バックグラウンド
- データサイエンティスト
- 検索改善のプロフェッショナル
- 進め方
荻原
- バックグラウンド
- 元iOSのエンジニア
- 進め方
2. メルカリのプロダクト企画と分析の裏側 ~ 数字に逃げるは恥だが、役に立つ ~
登壇者
- パネラー
- 髙橋 京輔
- JP企画担当
- 小山 大明
- US企画担当
- 2016/8入社
- 樫田 光
- JP&US分析
- 2016/5入社
- 髙橋 京輔
- モデレーター
- 片岡 慎也
- JP企画統括
- 片岡 慎也
働き方の特徴
- キャンペーン企画数億を任されて、承認フローが少ない
- 柔軟でオープン。役割がそこまで決まってない
- 物事の進みが速い。まず行動しよう、その後で数字を見よう。
企画のつくりかた
- 数字を起点に考える。KPIを達成するには?
- BIチームからきた数字で。
- 複数カテゴリを買う人はロイヤリティが高いのでスタンプラリー
- ユーザインタビュ(初心者の)
- ストーリーを重視
- 重要な指標を決める
- 数字を上げるためにとってもらいたい行動を考える
- どれをするのが一番効くのかをBIに相談
最も GoBoldだったこと
- ホーム画面を大胆に変えた(カテゴリタブの廃止)
- JPの全ユーザにクーポン配信
3. メルカリの未来
登壇者
- 山田 進太郎
- TechCrunch Japan 西村賢編集長
登壇者
- 良いプロダクトを作れるようになるには?
- ユーザの視点に如何にして立つか
- 全然だめなものもつくってきた
- サイト分析して伸びそうか伸びなさそうっていうのを予測して1年後に振り返る
- 仕事の進め方
- ABテストでは3%の対象に行うのは承認なしでOK。1日すれば結果がわかるのでそれから決める。
- 権限委譲は進めている
- これからやりたいこと
- R&D部門も立ち上げたい
- 会社の買収のメリットの一つは、プロダクトを回したことがある人を買収する
- 売買の決済そのものがFintech
- 給料等を考えたときに、良いプロダクトを作って世界中で稼げるものにする必要がある。だからアメリカで成功することが最重要