『CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド』の感想、まとめ
CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド
- 作者: ジョン・ソンメズ,まつもとゆきひろ,長尾高弘
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2018/06/22
- メディア: 単行本
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概要
対象者は、まだプログラミングを始めたことがない人から、経験を積んだプロフェッショナルまで。
一通り読んだが、気になったところをかいつまんで読むのがオススメ。
アメリカ特有の部分もあったが、読んで良かった。
構成
- ソフトウェア開発者になる方法
- 就職する方法
- ソフトウェア開発の必須知識
- ソフトウェア開発者の仕事
- キャリアの伸ばし方
気になったところ、メモ
1. ソフトウェア開発者になる方法
第6章 最初のプログラミング言語の学び方
第7〜9章
- ソフトウェア開発者になる3つの方法のメリット、デメリットが紹介されてた
- 大学
- ブートキャンプ
- 独学
2. 就職する方法
第11章 職歴なしで就職する方法
- 会社の最大のリスクは、「コーディングのしかたが本当はわかっていない人を採用してしまうこと」。
- 逆に面接官の第一の仕事は、「本当はコーディングを知らないことを証明すること」。
- そのリスクを少しでも緩和するために、コーディング能力があることを客観的に証明すること
第13章 履歴書を作る
- 自分で書くのではなく、良いプロのライターに依頼すべき。
- アメリカ特有?
第15章 給料と交渉
- 交渉はしっかり行う
- 昇給よりも、初任給の方が簡単に上げられるから。
- 相場とその会社の給与のレンジを調べておく。
- 先に数字を言ったら負け
- 現在の給与額を話してはならないし、自分がほしいと思っている額を言ってはならない。
- 「会社の機密情報だから話せない」という。
- 単に「言いたくない」でもいい。
- 「妥当な提示をいただければ喜んで受け入れます」
- 報酬パッケージ全体を教えてください(福利厚生、手当など)
- 時間の圧力に負けない
- 誤った判断を下してしまう。
- 「単純に時間が必要です」と言う。
- 複数のオファーを持っていても、内容は開示せず脅しの内容には使わない。
第16章 会社の辞め方
- 会社を辞めるべきとき
- どん詰まりの仕事をしていることに気づいたらすぐに。
- 単純によいチャンスに巡り合ったとき。
- 「チーム」のことは心配するな
- 自分がいなければプロジェクトが空中分解するなどは、ただ舞い上がってるだけで、誰もが交換可能。
- 退職面接では、本音は言わない。得することは何もない。
3. ソフトウェア開発の必須知識
第28章 テストと品質保証の基礎
- テストの本質は、リスクの軽減である。
- バグを見つけることや改善することではない。
第29章 テスト駆動開発とユニットテスト
- ユニットテストの価値
- 第一のメリットは、コードの設計が改善されること。
- 内部構造をテストするため、内部構造が変わったときは「失敗する」ようになるのではなく、役に立たなくなる。
- 第二のメリットは、ソフトウェアの低水準のふるまいの仕様として、自動実行でいる回帰テストが作られること
- 第一のメリットは、コードの設計が改善されること。
4. ソフトウェア開発者の仕事
第36章 同僚との付き合い方
- 仕事をしない同僚
- 気にせず、どんどん仕事をこなして、誰が怠けてるかと上司に否応なくわからせること。
- 「なにかお役に立つことはありませんか?」と尋ねて、やる気を引き出す
第40章 考えの売り込み方
- 評価されるのは、能力が高いエンジニアではなく、いいアイデアを持ちそれを実現させられるエンジニアだと思われること。
第43章 人事考課で最高評価を獲得する
- 目標を上司と明確に定め、進捗を記録して報告する。
- 同僚評価では、悪い評価をつけて良いことはない。
- 解雇や降格の権利は上司にある。
5. キャリアの伸ばし方
第48章 社会的な評価を築く
- 抜きん出るには社会的評価が不可欠で、個人ブランドを築く必要がある
- スキル x 売り込み
- なにか他者に与えられる存在であり続けること
第50章 スキルの鮮度を保つ
- 毎日ブログを読むこと
- 毎月1冊は本を読むこと
- 最初は、長期的に価値が残る本を選ぶ
- ニュースは時間制限を設けてキャッチアップ
- テック以外のニュースは大体時間の無駄。
- いつもサイドプロジェクトを手がけて、コードを書く
第51章 ゼネラリストかスペシャリストか
第52章 講演とカンファレンス
- カンファレンスで重要なこと
- 人脈を築くこと
- 講演をして、社会的評価を築くこと
- 旅行もでき、報酬も手に入る
第53章 ブログの作り方
- 最初のテーマは小さなものにして、自分がそのニッチで世界一になれるかを考えること。