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「メルカリ 希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間」を読んだ

メルカリ  希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間

メルカリ 希代のスタートアップ、野心と焦りと挑戦の5年間

全体的な感想

  • カンファレンス等に参加したり、Techchrunchの記事を読んでたら、そこまで目新しい情報はなかった。
  • やや時系列的に、山田進太郎さんの学生時代から今までの話が書いてあった。
  • 主要メンバーを誘う場面が記載されてるが、サラッと引き込めるぐらいの魅力があるのは凄いなと思った。

気になった箇所

リリース前後の話
  • 副業のエンジニアが有効に働けるように、土曜に稼働して、月曜を休みにしてたこと。
  • 初日は400ダウンロードぐらいだった。
  • 手数が全然足らず、最低限必要な出金機能すらなかった。
日本
  • フリルより1年後発ながらも、テレビCM等でアクセル全開で引き離したこと。 ** フリルはすでに手数料を取り、外部の資金を入れずに黒字化していた。
アメリ
  • DL数は伸びてるが、数字面ではまだまだ良くないこと。
  • DLが一気に伸びたのは、実は良いことばかりでなかったこと。
    • 分析やデータ文化のあるメルカリでさえも、正確な原因がつかめなかったそう。
    • ロイヤリティの低いユーザの割合が増え、1週間後の復帰率が悪化した。
  • アメリカのCEOの元FacebookのVPは、元々NTTで働いていて、その前後から知り合いだったこと。
    • (何の伝手もなく外部から口説き落としたのだと思ってた。)

thebridge.jp

海外採用
  • エンジニアを1000名にする計画があるそうで、海外からの採用を強化する必要があった。
  • 最近インド人の新卒採用をしたことが話題になったが、計画が功を奏した結果だった。
    • インド工科大学で採用するために、認知度や大学の就職課との関係を築くために、大々的に高級ホテルでハッカソンを執り行った。
    • インド工科大学では、大学でその場で採用を出す仕組みで企業のブースを早い日に出さないと優秀な学生が採れないらしい。
メルペイ
  • 2016年5月から下準備が始まっていたこと。 ** 時期的には、メルカリアッテをリリースしてすぐぐらいのタイミング。