Product Manager Conference 2017【後篇】
だいぶ過去ですが、メモが見つかったので公開しておきます。
アジェンダ
- 今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則
- Product strategyによって組織は大きく成長できる
- 多様性を成功に導くプロダクトマネジメント 5選
- ユーザーの“心の声”を探るUXリサーチ
- PM が UXするために必要なのはおそらく IA
- プロダクトマネージャーの採用と育成
- 日本のプロダクトマネージャーは今何をすべきか
1. 今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則
登壇者:仲山 進也 氏(仲山考材(株)代表取締役・楽天(株)楽天大学学長)
グループとチーム
- グループをチーム化する(グループが成長してチームになる)
- チームづくりはジグソーパズルに似ている
- ピースを色とかでグルーピングして、組み合わせていく
- 人を職種とかでグルーピングして、組み合わせていく
- チームの成長法則
- 70点→赤点→120点
- 4つのステージ
- フォーミング(形成期)
- ストーミング(混乱期)
- ノーミング(規範期)
- トランスフォーミング(変態期)
- フォーミング(形成期)
- 人数が少ない方が簡単にうまくいく(多いと難しくなる)
- フォーミングの鍵:「心理的安全性」
- 失敗の秘訣
- 役割分担をしてから意見を言い合う(ストーミング風なことをする)
- アクティビティをやった趣旨は「ぷちストーミング超え体験」が味わえるから
- 共通言語を持てると、チームビルディングは加速します
- 無茶振りされてやりきった経験とか、クレーマーが最良の顧客になるのもストーミングを超える経験を経るから
2. Product strategyによって組織は大きく成長できる
登壇者:詫間 亮平 氏(楽天株式会社 レジャーサービス開発課 ゴルフプロダクトマネジメントグループ マネージャー)
- 担当事業
- 楽天GORA
- サービスできて13年で、国内60%シェア
- 組織構成
- buisiness
- Sales
- UI/UX
- Marketing
- developmet
- PM
- Engineer
- QA
- buisiness
Product strategyによって組織は大きく成長できる
- 改善前の問題点
- 頻繁な優先順位変更
- 競合リリースの機能差分
- ユーザからの問い合わせ
- 皆が目前の作業没頭
- 多方面に案件が膨れ上がる
- 数打てば当たるみたいな考え
- リリースしても利用されない
- 開発してもリリースされない
- メンバーからの不満
- 方向性、提案しない、やらされている感
- 頻繁な優先順位変更
- 改善後
- Product
- 勇気を出して一歩引いて、広い視野で先を見る
- ビジョンを浸透させる
-課題の特定
- 分析
- 何故No1になれたのかの分析
- 1990年から縮小傾向の業界
- その縮小の本質的な原因を特定する
- ゴルファーをつなげるコミュニティに
- 方向性
- 国内:新規獲得からヘビーユーザを囲い込むように変更
- 海外:ブルーオーシャンで、アウトバウンド・インバウンドに力入れる - 組織体制
- 分析
- PMとエンジニアを別グループにした
- 以前の問題点
- PMが工数とかを考慮してしまった
- 本来やるべきことを実行できない
- エンジニアの成長機会を奪う
- 改善後
- PMはプロダクトを全身させるコトだけを考える
- エンジニアが、システムを巻き取る
- PMがエンジニアに業界背景や問題、解決策を与える
- エンジニアがつくりたくなる熱狂的なものに
- プロフェッショナルな関係になる
- KPIを常に表示して、エンジニアが提案するようになった
- 戦略ありきで進める
- Product
- その他
- 仕事の半分は考える時間に
- whyを突き詰め問題の本質に
- StrategyでInovationを起こせない
- やらないことを決めるところが腕の見せどころ
- 理想を描いて、皆が熱狂するstrategyを描く
- 何度も繰り返し提案する熱意情熱
- 浸透するには数年かかる
- 最初は浮く存在になってしまう、批判は覚悟する
- 結果が出れば批判は消える
3. 多様性を成功に導くプロダクトマネジメント 5選
働き方の多様性 | 大阪リモートチームとのプロダクトマネジメント
登壇者: 尾部 絵里子 氏(Sansan株式会社)
- 未来のことを考えることが最重要
- PMはワイヤーフレームを書かない
- そうするのは自走できるような環境にすることが重要
- リモートとのコミュニケーションコストを下げる目的でも
4. ユーザーの“心の声”を探るUXリサーチ
登壇者:奥泉 直子 氏(フリーランス・ユーザーリサーチャー)
アジェンダ
- UXリサーチとは
- UXサーチ方法
- ヒトの認知特性
UXリサーチとは
- UXとは
- ISOでは製品やサービスを使用したとき、また使用を予測したときに生じる個人の知覚や反応
- 環境文脈
- 時間軸
- 人の内面
UXリサーチとは
- Research Toolbox
- UCD
- インタビュー(人の内面)
- 日記調査(時間軸)
- エスノグラフィ行動観察(環境、文脈)
- これらの調査を組み合わせる(仮説と検証をはっきりさせるため)
ヒトの認知特性
まとめ
- UXのリサーチする
- まず、ユーザインタビュー
- 人の認知特性を知る
5. PM が UXするために必要なのはおそらく IA
登壇者:小久保 浩大郎 氏(株式会社CAMPFIRE)
- 参考記事
- IA
- スキルセット
アジェンダ
UX is 何?
- Userとプロダクトを取り巻く全部のことを指す
- UXは環境やコンテキストに依存する
- ユーザと対象の二者間のものではない
- それらを取り巻く閑居やコンテキスト
- UXは発明されたのではなく、発見された概念である
ユーザビリティとUX
マーケティングとUX
- 対象ユーザのペルソナをどう考えるか
- ユーザの分類
- innovator
- early adopter
- early majority
- late majority
- Laggard
- 学習曲線のデザインが変わる
- サービスの提供価値などの理解度
- よく使う機能を意識せずに使える
- 高度な機能を見つけて使いこなす
UIとUX
- PMが考えないといけないモデルたち
- ビジネスモデル
- システムモデル(事実)
- メンタルモデル(認知)
- (ここではプロダクト= システムモデル + メンタルモデル)
- 事実と認知をどうするか
- システムモデルとメンタルモデル
- 単純に一致させればいいものでない
- 効率的で合理的なシステムの動作モデルと、ユーザがわかりやすく使いやすいモデルは違うことが多い
- どちらが先に決定する訳ではなく、相互に影響しながらできあげることも多い
- 恐らく昔はシステムモデル先行だったが、ユーザビリティや人間中心設計といった概念の普及により改善された
- UXという概念の普及もこの流れの一貫といえる
- メンタルモデルは2つに分類
- デザイナーモデル(こう思わせたい)
- ユーザモデル(こう思った)
- このブリッジになるのふぁUI
- デザイナーモデルとユーザスモデル
- 可能な限り一致させたい
- それをどう上手くやるのかというのがUIデザイナー
- UIを通して
- ターゲットペルソナは複数いる
- プロダクトサイクルによって最適が変わる
名前重要
人はそもそも物事をどのように理解するか
- 理解 = わかる = 分かつ
- 名前を与えられて始めて区別できる
- 別々の名前をつけることで2つの存在
- 分かつことによって、その抽象的性質を帰納的に推論できるようになる
- この抽象モデルが「理解」
基本的なところは統一した方が良い
- システムの根幹的な概念や動作モデルに関する名称
- 主要なオブジェクトたち(名詞)
- それらが取りうる振る舞い(動詞)
- 利用シーンにおけるユーザの区別(名詞)
- ユーザが取りうるアクション(動詞)
統一する利点
6. プロダクトマネージャーの採用と育成
GoogleMapのPM
- 3種の境界付近
- UXデザイン
- エンジニアリング
- ビジネス
- 関係構築も仕事の一つ
- リーダーであることが求められる
日本でのGoogleのPM
- マウンテンビューと日本で仕事そのものの大きな違いはない
- 違うオフィスに行くことが重要
- 早朝にMTGなりがち
- 鉄道システムとか最先端
APM
- Associate Product Manager
- PMの赤ちゃん
- 2年間で2プロジェクト担当する
- PMが足りない中で、情報専攻学生を育てるでMerrisaMayerがAPMを設立
- 何故特別か?
- いろんな文化を体験することができる
- APM同期が財産になる
- いろんなプロダクトのPM担当と繋がりを持てる
APMトリップ
- 4カ国回って国の違いを
- 文化の違いを学ぶ
どうやってAPMになるか
- 面接
- 技術の質問
- 適性、やる気、クリエイティブ重視
- 経験必要なし
- APMを卒業してPMになる