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開発して得た知見やwebビジネスのストック

「Discover hey(入社体験制度)」でSTORES.jpに1日入社体験してきた

Discovery heyに参加してきたので、感想等をまとめました。

Discovery heyとは

Discovery heyとは、heyが行っている、1日体験入社制度です。
詳しくはこちらに記載されている通りです。
note.mu

参加のモチベーション

  • 転職活動の一環で、heyに興味があり、どんな会社なのか知りたかった
  • 自分の働く上での価値観を改めて洗い出したかった
  • Ruby・モール型ECで本業と環境が似ていて、開発環境とかどういう風になっているのか気になった
  • エンジニアチームのリーダーを務めており、他のチームがどういう風に働いてるか知りたかった
    • slack等のコミュニケーションの方法
    • チーム構成、PMやデザイナーとの距離感、コミュニケーション方法

体験の流れ

申し込み

私のときは、職務履歴書を送っただけで、当日まではオフィスに1度も伺いませんでした。
書類審査が通った旨をメールで連絡をいただきました。その後は以下のようなやり取りをして当日を迎えました。

  • 日程調整
  • 「興味のあること」 or 「今回の体験でやってみたこと」のヒアリング
  • クラウドサービス等で書類を提出(契約書、マイナンバー、報酬の振込先など)

当日

事前のヒアリングで興味のあることを以下のように回答したところ、
私の要望を満たせそうなSTORES.jpの顧客管理機能を中心に担当しているチームの1メンバーとして仕事をさせていただきました。

  • サービス的な面
    • 施策の優先順位をつける上での価値観
    • PMやデザイナーとどのようなコミュニケーションで仕事を進めているか
    • 施策を行う一連のフロー
    • どのように仮説検証を行っているか
  • 技術的な面

全体のスケジュールは以下のような流れでした。

時刻 やったこと
10:00 顔認証登録、オフィス案内
10:15 PCセットアップ
10:30 作業の説明
11:00 コードやドキュメント読んだり、開発環境で遊ぶ
12:00 定例MTG
13:00 ランチ
14:00 開発
18:30 作業終了、アンケート回答
19:00 業務終了
10:00 顔認証登録、オフィス案内

12〜16時のコアフレックス制らしく、10時にオフィスにはそんなに人がいませんでした。
週1回はリモートOKらしい。

10:15 PCセットアップ

slack, Qiita::Team, emailのセットアップや、開発環境構築を行いました。
体験入社の方のための手順書もご丁寧に用意いただいてました。
開発環境構築はドキュメントにまとまってあり、事前に先方がある程度進めていただいてたので、スムーズに行うことができました。

10:30 作業の説明

ざっくり会社や開発周りの理解を深める時間。 コードやドキュメントを読んだりしました。
Qiita::Teamもフルオープンで、永遠に読んでいられるぐらい興味深かった。Qiita::Teamで残してる情報を見てると、会社として大事にしてることも見えてきて面白かった。

12:00 定例MTGに参加

STORES.jpでは、エンジニア、デザイナー、PMで構成された3つのチームがあるそう。
参加したチームでは、毎週スプリントのプランニングを行ってるそうで、そのMTGに参加させていただいた。

個人的に印象に残ったメモ

  • Github projectsで管理
  • コードレビューもしっかり作業としてみなしていて、その場でリソースに応じてざっくりレビュワーの割り振りも行われていた
  • 「ユーザ的には〜」みたいな会話がちゃんとエンジニアやPM関係なく話されていた
  • リモートの業務委託の方も画面越しに参加
13:00 ランチ

6名ぐらいのエンジニアの方々と行きました。
ランチ代も先方に負担していただき、本当に手厚かったです。

話していても、普段から仲が良さそうだなという印象を受けました。

14:00 作業

バグ修正とslack通知のバッチを作成するという内容でした。
なんと一部はリリースまでできました!(が、軽いバグ出してしまった :bow:)

私も普段ECを担当していますが、最近の大きい改修の話も伺うことができて、辛いとか悩ましいところが共感できたのがとても楽しかったです。

技術スタックはマッチしてないと何もできずに終わりそうだなとも思いましたが、使ったことのない技術も触れて楽しかったです。

  • MongoDB
    • MySQLshow tables等のコマンドが異なって慣れが必要
    • ActiveRecordではなく、Mogoidを使う
      • パッと使った感じでは共通のインターフェースの部分もまぁまぁありそう
    • migrationという概念がないそう
      • 大きいテーブルとかの操作は楽そう
  • AngularJS
    • 詳しくは理解してない(本当は良くない)が、そこまで癖はなさそうで、コードを読んでたらなんとなく動作するものができたり、改修すべき箇所の特定はしやすかった
    • すぐゴチャゴチャしやすそうなので、設計は考えないといけなさそうだと思った
18:30 作業終了、アンケート回答

アンケートを記載したり、今日の感想を話したりしました。
他のチームのエンジニアの方も向こうからお声がけいただいて、お話させていただいたりもしました。

19:00 業務終了

楽しかったので、あっという間に終わった!が、なんだかんだ気を遣ったりしてたのか、疲れたw

感想

会社の印象

わたしたちの素の空気に魅力を感じて入社を決めてくれた

Discover hey(入社体験制度)はじめます|naoko|note

全体的には、非常に心地のよい会社で、上のように記載されていた理由が理解できた。

イケイケのようなイメージが強かったが、結構落ち着いてる

  • オフィス内もガヤガヤしておらず、静かだった
  • 音楽とか写真が好きなサブカル的な人は比較的多い気がすると伺った
    • アイドル風の女性の写真が何枚も貼られたホワイトボードがあり、何の事業に関係あるのかと思ってたら、好きで社内で布教したいだけだそうで、自由で良い会社だなと思ったw
    • ※ 変な印象受けるかもしれないですが、皆さんちゃんとしてました

性善説に基づいて組織されていて、プロ意識が高そう

  • プロとして、パフォーマンスを出すためにお互い管理しあうのは良くないので、性善説に基づいてるそう
  • そのためか、人柄が良い人が多くみんな穏やかで変な意味ではなくアットホームで居心地がよかった
    • あまり関係ないですが、みんなちゃんと挨拶してました
  • このブログを書くのも「事前確認が必要か?」と伺ったら、「私たちは恥ずべきことはしてないので、大丈夫。文句が書いてあっても事実なら大丈夫」と言われて、とても好感を持った

情報がオープン

  • Qiita::Teamを使用していて、経営会議から採用の状況、各議事録まですべて共有
  • 会社として、成功の再現性を求めてるという背景が大きいらしい

サービス愛

  • エンジニアがみんなサービスやユーザのことを考えて開発していそう
    • 開発していて楽しそう
  • 福利厚生でSTORES.jpで5000円/月買える制度もあり、みんな自分のサービスを使ってる
    • ECは特に自分で買わないとドメイン知識とか、ユーザの課題感も掴めないので、良い制度だと思った
  • メンターのエンジニアの方は自分のストアまで持っていた

Discover hey

  • 会社の雰囲気は掴めて良い意味で印象も変わり、良かった
  • あくまでも1社員として扱っていただいた
    • MTGでも(恐らく)いつも通り何でも話していただけた
    • 情報のアクセス権限等も基本的には全部使えた
  • 受け入れは私で2人目だったそうだが、用意周到で開発までスムーズに進めた
  • 受け入れ側は時間割く必要あり
    • 当日だけでなく、準備のコストもかかりそう
    • いい感じのissueの用意
      • 時間がなく、ドメイン知識もない、技術スタックの経験が一致するとは限らない

開発周り

先方に事前にやっていただいて、助かったこと

開発環境

  • 構築は20分前後で開発できるように
    • シードデータがあると、更に開発しやすかった
  • キーボード配列
    • 希望通りUS配列のPCを使わせていただけた
  • 各種アカウント(mail, slack, Qiita::Team)等の発行

その他

  • どのチームに配属されるかの事前告知
    • 当日に短時間でドメイン知識を補うのは難しいので、事前に少しでも情報をキャッチアップできて良かった
  • 私受け入れ専用のslackチャンネル
    • みんなが普段使ってるdev用のチャンネルだけだと発言し辛いので、地味に非常に助かりました(かと言って大した発言はしてないw)
こちらで準備しておけばよかったこと

即席の開発環境をすぐに整えられるようにしておけば良かった。 少ししか開発時間がないため、ガッツリ開発環境を整える訳にはいかないが、短時間にそれなりに開発しやすいようにする工夫が必要。

エディターやitermの設定等をgithubから簡単に

普段はNeovimを使っているがインストールするほどの時間もないので、vim.rcも用意すべきだった。

Macのキーボード等の設定

設定エクスポートできるのかはよく知らないので後で調べる。

キーボード持参

US配列のMacを使わせていただくので問題ないだろうと思いきや、少し盲点があった(午前中には慣れた)。
※ 文句ではなく、感想です

  • 初めて物理ESCキーのないMacを使ったので、少し違和感
  • 15インチを使わせていただいたが、普段13インチ使っていて微妙に感覚が違った

まとめ

非常に魅力的な会社で大変楽しかったです。
heyが少しでも気になっている方は、素の空気を味わうことができ大変オススメです。
受け入れていただき、本当にありがとうございました。